こんにちは。新潟散財のsukoyakaです。
カメラ初心者のsukoyakaによる、初心者のためのレンズレビューシリーズです。
本日はカメラ初心者のsukoyakaがソニーのa7IIIと一緒に死ぬほど愛用している超お気に入りのレンズ、ソニーのPlanar T* FE 50mm F1.4 ZA(SEL50F14Z)を紹介したいと思います。
なんとカールツァイスがソニーと共同開発したツァイスレンズです!
このレンズを使ってから、sukoyakaはすっかりツァイスのレンズの虜になってしまうくらい、コントラストや色乗りが素晴らしいです。
ツァイスのレンズは雰囲気や空気感までも写すと言われているようですが、確かに初心者のsukoyakaでも分かるくらいの違いが感じられました。
まずはこの写真を見てほしい。
どうでしょう、何にも考えず適当に撮っただけなのですが、なんか雰囲気出てません?
よくわかりませんが、なんかエモい感じの写真が簡単に撮れちゃいます。
ちなみにJEPG撮って出しでコントラストとかも何もいじっていません。
(というかsukoyakaはめんどくさいのでJPEG撮って出ししかしません)
とりあえずこのレンズを使って普通に撮るだけで、不思議となんかいい感じの写真が撮れてしまうのです。
もちろん、解像度も抜群で、初心者でもきれいなワンランク上の写真が撮れます!
そうなれば初心者こそこれを買うべきでは?
カメラ本体はもちろんSONYのa7IIIがおすすめ!
初心者こそ、このPlanar T* FE 50mm F1.4 ZAとa7IIIの組み合わせを買っておけば間違いないと思うのです。
特にsukoyakaと同じようにRAW現像しないで、JPEG撮って出しの方には間違いなくおすすめ。
ということで早速レビューしていくぞ!
購入するまでの経緯
まずは、sukoyakaがこのレンズを購入するまでに初心者なりに考えたことを、これまで購入したレンズとともにおさらいしたいと思います。
1本目、ソニーのSEL24240
ソニーのフルサイズミラーレス一眼のa7iiiと一緒に購入したレンズ。カメラ初心者なので、いきなり単焦点はなんだかなあ。ズームできないなんてありえなくね?自分が近づいたり離れたりして撮るのめんどくさいなあ。ズーム最強。
10倍ズームで、便利ズームレンズと呼ばれているらしい。
よし、これだわ!
重たいけど、充分きれいに撮れるし、便利だからいっか!
でも、もうちょっと被写体に寄れるといいなあ。
2本目、タムロンの17-28mm F/2.8 Di III RXDF
家を新築するにあたり、建築中の家の中の写真撮りたいなあ。
そうすると超広角で撮れるやつが欲しいなあ。
お、このタムロンのやつは超広角だし、ズームできるし、コンパクトで軽くてよさそう!
よし、これだわ!
超広角すげえ!めっちゃ広く撮れる!そして寄れる!
コンパクトで軽いし、ズームもできるからこれつけっぱでいいわ!
満足、満足。
50mmの単焦点レンズが欲しくなる
タムロンのレンズで満足していたsukoyakaであったが、急に単焦点レンズが気になりだす。
そして明るいレンズできれいな背景ボケの写真が撮りたくなる。
なにやら50mmというのが標準の焦点距離らしい。
ちょっとそのあたりでネットサーフィンしてみようかな。
今思えばこれがレンズ沼の入り口だったか・・・
候補その1 ソニー純正SEL55F18Z
ほうほう、ツァイスレンズのSEL55F18Zというのがコンパクトで軽くて写りもいいらしい。
でも画角もちょっと狭くなるし、あんまり寄れないのか~。
なにやらオートフォーカスの音もうるさいらしい。
候補その2 ソニー純正SEL50F14Z
お、同じツァイスレンズでSEL50F14Zっていうちょっと高級なやつがあるじゃないか。
50mmだし、オートフォーカスの音もそれほどうるさくなさそう。
SEL55F18Z よりも5センチでしかないが、寄れるようだ!
そしてF1.4ととても明るい!きれいなボケの写真が撮れそうだ!
でも初心者にはちょっと高いな~
候補その3 ソニー純正SEL50F12GM
なになに、さらに明るいF1.2という一番いいGMレンズのSEL50F12GMというのもあるじゃないか。
一番いいやつにしておけば後悔もしないだろうし、長く使えそうだからありかな?
どれどれ、金額は・・・約28万円・・・はい、初心者にはさすがにムリ~
というわけで、初心者でもがんばればまだ購入可能なレベルのSEL50F14Zを購入したのでした。
レンズの外観
それでは、レンズの外観を見ていきましょう!
まずは付属のレンズポーチから。
まあまあお高いレンズなので、ちょっといい感じのレンズポーチが付属しています。
レンズ本体はこんな感じ。
結構ずっしりとした重さを感じます。
ちなみにレンズフィルターのサイズは72mmです。
sukoyakaはソニー純正のものを使っています。
ソニーa7iiiに装着!
うーん、カッコいい!
本体と合体するとさらにずっしりきますが、左手でレンズを支えて自然と持てば、意外とそこまで重くは感じず、サイズ感もちょうどよくてむしろ持ちやすく感じました。
ちなみにsukoyakaがこれまでに購入したレンズたちと比較すると、こんなサイズ感です。
左からタムロン17-28mm、今回購入したSEL50F14Z、ソニーSEL24240です。
レンズフードを装着するとこんな感じ。
さすがにレンズフードはデカいです。
初心者的にはガチ感が出ちゃって、なんだかちょっと恥ずかしく感じちゃう。
横から見た図。レンズフードなしバージョン。
レンズフードありバージョン。
結構大きく感じますね。
レンズフードさかさまにつけたバージョン。
これならコンパクトですね。
sukoyakaはだいたいこの状態で使うことが多いですね。
このレンズの特徴として、レンズに絞りリングがついています。
「A」と表示があるところに合わせておくと、a7iii本体でいつも通り絞りを調整できます。
絞りリングを回すことで、このようにレンズ側で絞りを調整することができます。
なにやら動画を撮るときなんかにあるといいらしい。
レンズ側面にはクリックのオン・オフの切り替えスイッチがあり、オンにすると先ほどの絞りリングが「カリカリカリ」と小気味いい音で回すことができるようになります。
オフにすると「スーッ」と回るようになります。
反対側にはAFとMFの切り替えスイッチと、「ZEISS」のカッコいい青いロゴがついています。
これがとてもカッコよく、ツァイスのレンズを使っているんだという所有感が満たされます。
SEL24240と比較
下がSEL24240ですが、さすがにSEL24240の方が少し大きいですね。
しかし、レンズフードをつけるとほぼ一緒になるという・・・
重さもほぼ一緒ですね。(SEL24240:780グラム、SEL50F14Z:778グラム)
タムロン 17-28mmと比較
レンズフードなしだとほぼ同じくらいのサイズ感。
タムロンはレンズフードつけてもコンパクトですね。
重さはタムロンの方がだいぶ軽いです。(タムロン:420グラム、SEL50F14Z:778グラム)
ちなみにレンズフードにうっすら見えるテープは、傷防止用に貼っているテープです。
はがしてもべたつかないし、マットブラックで目立たないのでとてもおすすめです。
sukoyakaが持っているレンズにはフードの部分にすべてこのテープを貼って傷がつかないようにしています。
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スペック
それではスペックの抜粋です。
名称 | Planar T* FE 50mm F1.4 ZA |
型名 | SEL50F14Z |
焦点距離(mm) | 50 |
開放絞り (F値) | 1.4 |
最短撮影距離 (m) | 0.45m |
最大撮影倍率 (倍) | 0.15 |
フィルター径 (mm) | 72 |
手ブレ補正 | レンズ内手振れ補正なし |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 83.5 x 108 |
質量 約 (g) | 778 |
これは仕方がないですが、重いのが少しネックですかね。
写りについて
写りについては、とてもきれいに撮れるので初心者的には全く問題ありません。
解像度もめっちゃ高いです。キレキレです。
なんといってもツァイスレンズ特有と言われている、高コントラスト、色味に加え、雰囲気や空気感までも写真に切り取れるような感じの写りがとても気に入りました。
AFのスピードも高速です。
AFの音は耳をすませば音は聞こえはしますが、全然気になりませんし、静かな方だと思います。
そして何よりF1.4というとても明るいレンズです!
背景がめっちゃぼけます!
開放でとれば勝手に雰囲気のあるめっちゃいい感じの写真が簡単に撮れます。
JPEG撮って出しでも問題なし!
初心者こそこれ買って使えば、とりあえずいい写真とれますよ!
背景がとろとろにぼけているの図。
適当に撮った腕立て伏せ用のプッシュアップバーが、なんだかいい品物感がでてしまったの図。
焦点距離について
さすが、標準焦点距離と言われている50mmなだけあって、思っていたよりも撮りやすい距離感です。
焦点距離は広めの方が色々写っていいんじゃね?と以前は思っていましたが、画角が広いとそれはそれでどこをどう撮るかっていうのが非常に難しく、50mmは勝手に画角は狭まってもう「この辺!」という感じで撮りやすく感じました。
子どもを撮影するときも、ちょうどいい距離感で撮影することができて大満足です。
さらにa7 IIIならAPS-C/Super 35mmモードを使えばさらに1.5倍して75mm相当として使うこともできるので非常に便利です。
最短撮影距離について
0.45mまで寄れます。
超寄れるってわけでもないですが、テーブルの上のものを撮るには特に問題なく撮れるかなって感じです。
まあ欲を言えばもう少し寄れるとありがたいのですが。
最短撮影距離45センチはこのくらい。
ちなみにタムロンの17-28mm F2.8だとこんな感じ。最短撮影距離は19センチ。
作例
それではいくつか作例をどうぞ。
ほんとはもっときれいに撮れた子どもの写真とか家族の写真とかたくさんあるのですが、ここに乗せるわけにもいかないところがもどかしいです・・・
適当に撮ったブロワーもなんだかいい品物感に(笑)
新潟県民御用達、薬のコダマ(今はココカラファイン)で売っているabubuのティッシュ。
よく見るとティッシュの解像感がハンパないです。
まとめ:初心者にこそおすすめ!
ソニーのツァイスレンズ、SEL50F14Z Planar T* FE 50mm F1.4 ZAを紹介してきました。sukoyaka的おすすめポイントは次のとおりです。
- F1.4のとても明るいレンズ!
- 明るすぎて背景がボケ過ぎるため、絞って撮るということが増えるので上達する!
- ツァイスレンズ特有の高コントラスト、色味!
- 解像感がかなり高い!
- 勝手にいい感じの、雰囲気のある写真が撮れる!
- ツァイスレンズを使っているという満足感、所有感が得られる!
- RAW現像しないJPEG撮って出し派の方や初心者にかなりおすすめ!
一方、デメリットとしてあげるならば、
- 重い。
- 価格がちょっと高い。
といった感じです。
ほんと手軽に雰囲気のあるいい感じのきれいな写真が簡単に撮れるので、初心者こそ、このレンズを買う価値があると思います。
JPEG撮って出しでまるでプロが撮ったような雰囲気のある写真が撮れちゃいます。
a7IIIに付けて使えば子どもをかわいくバシバシ取り放題です!
かなりおすすめですので、ぜひチェックしてみてください。
ほんとこのレンズは買ってよかったです。
背景をぼかして人物を撮ると、明治安田生命のCMに出てくるようないい感じの写真がたくさん撮れます(笑)
これぞ神レンズ!
【追記】ツァイスレンズが良すぎたため、今度はツァイス純正の広角単焦点レンズ、Batis 2/25を購入してしまいました・・・こちらもとてもおすすめです。